甘くて美味しい漢方薬「甘麦大棗湯」 | 札幌市中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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甘くて美味しい漢方薬「甘麦大棗湯」

今、栗が旬です。モンブランケーキ美味しいですよね。大好きです。
モンブランだけでなく、甘いケーキ大好きです。パフェ(最近はパルフェと言うみたい)も大好きです。
で、甘党にとって興味深い美味しい漢方薬があります。
「甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)」です。
一般的に苦くて飲みにくいイメージがある漢方薬ですが、これは甘くてとても美味しい漢方薬です。
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漢方医学的には血虚(血液循環量の不足による血の滋潤・栄養作用の低下)、中でも心血虚(中枢神経系の興奮性異常による症候を来す)を治す方剤です。
不安感・悲哀感・焦燥感・不眠・多夢・ヒステリー症状などを目標とします。
浮小麦(フショウバク):補血(血虚を補う)・安神(精神を安定させる)
大棗(タイソウ):補気(気虚を補う)・安神
炙甘草(シャカンゾウ):補気
の3剤で構成されています。
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美味しい甘みの元は浮小麦です。
甘いものを食べると気分が落ち着きますよね。
ケーキやパルフェを食べると幸せな気持ちになるのと関係あるのでしょうか。

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<27/10/2020 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>