睡眠を東洋医学的に考察する  | 札幌市中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

睡眠を東洋医学的に考察する 

コロナ禍は収束が見えず、再び北海道に緊急事態宣言です。
ワクチン接種も最初の話と全然違って大いに出遅れています。
経済も危機的状況は脱せず、コロナ感染者激増でさらに悪化しそうです。
相変わらず政府と財務省は国民無視の亡国の緊縮財政を推し進めようとしており、世界的な潮流(MMT理論・財政出動拡大)と正反対の政策を維持しています。(MMT理論:自国通貨を発行できる政府は、過度なインフレを招かない限り通貨を発行し財政赤字を拡大しても債務不履行になることはない、と云う現代貨幣理論)
日本の失敗(バブル後の失われた10年?20年?30年?)から多くを学んだ中国は、さらに経済規模を拡大し世界制覇に向けて着実にアメリカを追い詰めています。日本は失敗したままです。
こんなことを考えていると安眠できず、睡眠不足になる人も多いのではないでしょうか。えっ?自分だけ?
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さて、睡眠不足とお肌、ニキビ、アトピー性皮膚炎などの関係をまとめていると、自分はどうしても漢方・東洋医学的な考察を無視できなくなります。
睡眠不足と睡眠障害や不眠症とは異なるものです。
睡眠不足は「仕事が忙しくて寝る時間がない」「受験生である」「睡眠時間を削ってゲームをしている」といった単純に睡眠時間が短いことが原因のものと、不眠症や睡眠障害が原因となるものがあります。前者は、意図的に睡眠時間を確保するなどするしかなく、解決はそれぞれ個人に委ねられています。
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漢方には五臓六腑という概念があります。五臓は、心・肺・脾・肝・腎になります。

このうち「心」は、精神、意識、思惟などの精神意識活動を主ります。同時に循環器系の血のめぐり(血脈)を主ります。心の機能低下(心血虚、心陰虚)で、寝つきが悪い、眠りが浅い、よく目が覚めるといった睡眠障害が起こることがあります。
「肝」は情緒系中枢・自律神経系の機能を担い、気(エネルギーのようなもの)を「のびやかにめぐらせる」作用があります。肝の機能低下(肝血虚、肝陰虚)で、いらいら感などが出現します。特に精神的ストレスなどは、情緒系や自律神経系に影響し、「肝気欝血(かんきうっけつ)」と呼ばれるいわゆる抑うつ・緊張の状態を生じさせます。そのため不安感・焦燥感・緊張感が起こり不眠になることがあります。
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「心」の機能低下(心血虚、心陰虚)による不眠には、補血安神薬(血虚を補い精神安定・催眠の効果を持つ)を含む方剤を使用します。酸棗仁湯など。
「肝気鬱血」に対しては、これに伴う気滞(エネルギーが滞る)を改善する枳実(きじつ)や陳皮(ちんぴ)などの理気剤、興奮を鎮静する黄連(おうれん)、黄柏(おうばく)、山梔子(さんしし)などの瀉火薬、肝気を疏泄(そせつ)する(肝気の流れをスムーズにする)柴胡(さいこ)、厚朴(こうぼく)などの疏肝解鬱薬を含む方剤を使用します。抑肝散、甘麦大棗湯、黄連解毒湯など。
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睡眠を東洋医学的に考察してみました。
注意:不眠症、睡眠障害は、いわゆるメンタルクリニック(神経精神科)や心療内科などが専門です。当院では不眠症や睡眠障害の治療は行っておりません。
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<17/05/2021 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>