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院長ブログ

今年はマダニの被害が多いみたい。 (皮膚科情報)

最近毎日のようにマダニの除去をやっているような気がします。
今年はマダニが多く発生している、と聞きました。それに伴ってマダニ咬創が多いのでしょうか。
コロナのおかげで季節感がなく、気が付けば確かにマダニの季節です。
人ごみを避けるのが基本になってますが、それでは人のいない所へ、と無防備に安易に郊外や山へ入るとマダニにやられる可能性があります。
注意しなくてはならないのは、マダニを媒介する感染症です。
ライム病、回帰熱、ダニ媒介脳炎などです。
いずれも過去に北海道で発生しています。
ライム病と回帰熱は、スピロヘータ科ボレリア属の感染症です。早めに対処すれば治療は可能です。
問題はダニ媒介脳炎です。フラビウイルスが原因で、感染し発症すれば特効薬はありません。北海道で死亡例も出ています。
マダニに咬まれたら、虫体をむしり取らないでください。ほぼ確実に口器が皮膚内に残ります。
マダニがついた状態で一部皮膚ごと口器を含めて切除します。

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マダニに関する過去ログを参考にしてください。
平成29年7月27日 過去ログ
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<17/06/2020 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>