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院長ブログ

紫外線を浴びると記憶力が良くなる。えっ?本当? (皮膚科情報)

様々な科学雑誌がありますが、中でも最もインパクトの高い科学雑誌の一つにCellがあります。
自然科学の研究にかかわった人なら誰でも憧れる雑誌です。
NatureやScienceも有名ですが、インパクトの大きさならCellでしょう。
そのCellに先日目を引く論文が掲載されました。
「適度な紫外線を浴びると学習と記憶が良くなる」という論文です。
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これまで脳内で検出されたことがないウロカニン酸(UCA)が、記憶の中枢である海馬の神経細胞で高いレベルで検出できることがわかりました。
このウロカニン酸(UCA)はヒスチジンから合成されるアミノ酸代謝物で、1967年に紫外線照射により合成が上がることが明らかになっています。
しかしながらウロカニン酸(UCA)は脳内で合成されるものではありません。つまり脳内でウロカニン酸(UCA)が検出されたということは、ウロカニン酸(UCA)が紫外線照射を受けた皮膚で合成され、これが脳内に脳血管関門を超えて入ってくることを意味しています。
ウロカニン酸(UCA)は脳細胞の中で、中間体を経てグルタミン酸へと代謝されます。このグルタミン酸が多くなることで海馬のシナプス伝達能が上がり、記憶力が上がる、というわけです。
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お肌の敵である紫外線が記憶力向上に良いとは知りませんでした。
骨を作るのにもある程度の紫外線が必要ですが、ボケ防止のためにも外を散歩するのは大切なのですね。
<26/08/2018 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>