ポリフェノールとお肌の関係 その② (皮膚科情報) | 札幌中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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ポリフェノールとお肌の関係 その② (皮膚科情報)

植物の光合成によってできる色素や渋み、苦味の成分から抽出されるポリフェノールが持つ強い抗酸化作用によって、動脈硬化を抑える、発癌抑制、抗老化作用(アンチエイジング)、成人病予防(糖尿、高血圧、肝疾患)などさまざまな効果が期待できると言われています。この観点から、近年は科学的見地からだけでなく、5大栄養素(蛋白質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)や食物繊維に次ぐ栄養素として注目され、さらなる研究がおこなわれています。
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前々前回のブログにて、ポリフェノールの種類について調べさせて頂きました。
今回は、それら各論としてさらに掘り下げてみました。
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【フラボノイド系ポリフェノール(植物の光合成によって生じた色素成分から得られた)】
《カテキン》
ワイン、緑茶、リンゴ、さくらんぼ、梨、ブドウなどに含まれます。
有害な活性酸素を除去する抗酸化作用。体内に侵入したウイルスの増殖を抑える抗ウイルス作用。がん細胞の増殖を抑える抗がん作用。血中コレステロールを下げる作用。腸からの糖の吸収を抑えることによる血糖の上昇を抑える効果。殺菌・抗菌作用。などがあります。
《アントシアニン》
ブルーベリー、カシス、ブドウの実皮、ムラサキイモ、なす、黒豆などに含まれます。
抗酸化作用があり、筋疲労を抑制し、運動による過酸化脂質の増加を抑制したとの実験結果があります。「視力回復によい」「動脈硬化や老化を防ぐ」「炎症を抑える」などの効果が謳われていますが、有効性・安全性については、信頼できるデータが十分ではないようです。
《ケルセチン》
玉ねぎ、ブドウ、ブロッコリー、リンゴなどに含まれます。
抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用などが報告されています。
《ルチン》
そば、アスパラガスなどに含まれます。
抗酸化作用。抗炎症作用。血小板凝集を阻害し、毛細血管透過性を減少させることにより、抗凝血作用を示し、血行を改善する作用。高血圧予防効果などが認められています。ビタミン様の働きがあることから、単独でビタミン様物質(ビタミンP)とも呼ばれていました。現在はケルセチンもビタミン様物質(ビタミンP)と呼ばれています。
《イソフラボン》
大豆類などマメ科の植物、豆腐や納豆など大豆加工食品に多く含まれます。
イソフラボンは、女性ホルモン(エストロゲン)と化学構造が似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれます。骨粗しょう症、乳がんや前立腺がん等の予防効果が期待され、最近ではアンチエイジングの観点からも注目されています。しかし未だ実際に多くの研究が行われている段階にあり、ヒトにおけるイソフラボンの有効性と安全性についての議論は確立していないようです。
続く。。。
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<01/05/2018 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>