ライチ と お肌 の関係  | 札幌市中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

ライチ と お肌 の関係 

ひょんなこと(愛犬つながり)から台湾を応援しようとパイナップルを台湾から直接箱買いしたのが縁で、今回台湾産のライチを直接購入することになりました。
昨日届きました。
ライチの箱買いは初めてです。
日本で食べるライチはほとんどが冷凍もので、フレッシュな生のライチを口にできる機会はなかなかありません。
生のフレッシュなライチを始めて食べました。
これが美味いのなんの。今まで食べたライチと甘みの深さが全然違いました。
ただ食べるだけでは勿体ないので、ライチとお肌の関係を勉強してみました。

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ライチはムクロジ科レイシ属の常緑高木樹の果実です。原産地は、中国南部からベトナム北部で、中国や台湾、インドなどの熱帯・亜熱帯地域で生産されています。
日本国内では、沖縄県や鹿児島県で生産されています。
世界三大美女の一人である楊貴妃(ようきひ)が好んで食したことでも有名です。
美味しいだけで十分ですが、どんな効能があるのでしょうか。
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①ビタミンCが豊富
キウイやイチゴ程ではありませんが、柑橘系に匹敵するビタミンCを含んでいます。文献的には柑橘系のグレープフルーツと同等の100gあたり36mgを含んでいます。参考までにレモンが約50mg、夏みかんが約38mg、温州ミカンが約33mgです。
ビタミンCと言えば、美白作用です。シミ・そばかすの原因となるメラニン色素の生成過程で、チロシンを生成する酵素であるチロシナーゼの働きを抑制し、メラニン色素の沈着を防ぐ働きがあります。
またビタミンCは、皮膚や骨、血管に多く含まれるコラーゲン線維を作るために必要です。また生成されたコラーゲンが、成熟した強固なコラーゲンに形成されるのを助ける作用があり、張りのある肌を保ちシワを予防する効果があります。
②豊富なポリフェノール
ライチには、サポニン、タンニン、ロイコシアニジン、アントシアニンなどのポリフェノールが含まれ、強い抗酸化作用を有しています。
紫外線やストレスなどで受ける肌のダメージから肌を守り、シミ・シワを予防するなどアンチエイジング作用が期待できます。
③その他
葉酸(ビタミンBの1種)を豊富に含み、貧血の予防につながります。カリウムが多く浮腫みの軽減や高血圧の予防につながります。ロイコシアニジンなどのポリフェノールには、血中の悪玉(LDL)コレステロールを減少させる働きがあり、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果的と考えられています。
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7月には台湾産のマンゴーが届く予定です。こちらも楽しみです。
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<20/06/2021 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>