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院長ブログ

「酒さ」と漢方の関係 

最近コロナの新規感染者が落ち着いてきましたね。このまま行けばいいなあ、とつくづく思います。ただ変異株の広がりが懸念され、まだまだ油断できませんね。
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さて、前回「酒さ」のお話をしましたが、治療に関して追加したいと思います。
酒さの治療は正直言って一筋縄では行きません。これといったお決まりの治療や薬があるわけではないのです。
①ニキビに準じた抗菌外用薬やニキビ治療薬の使用
 毛穴に一致した丘疹はアクネ菌や毛包虫(デモデクス)による炎症と関連しているといわれます。
②ビタミン剤
 特に皮脂分泌を調整するビタミンB2,B6が有効とされています。(現在製造の問題でビタミンB2は品薄です)
③保湿剤
 皮脂分泌を調整しアクネ菌の増殖を抑えることは大切ですが、乾燥すると刺激に敏感になり症状が悪化することがあります。保湿も大切です。
 酒さの人の中には、化粧品、特に基礎化粧品に敏感に反応し「どれを使っても合わない」と訴え、いろいろな化粧品を試している方が多い現実があります。いろいろ試すことで様々な刺激が加わり症状が悪化することがあります。
④抗生物質の内服
 丘疹がシビアな時は抗菌剤の内服が一時的ですが効果があります。ただ長期に渡っての内服は注意が必要です。
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以上の治療で効果が不十分な時は漢方薬が効果的なことがあります。
赤みや炎症を抑える”清熱剤”、毛細血管の拡張による赤みを「お血(血液の停滞)」ととらえ”駆お血剤”、などが選択されます。ニキビ治療に準じた漢方薬の選択も効果的なことがあります。これらの方剤をそれぞれの体質や症状(証)に応じて処方します。
しかしながら漢方薬ですべて解決するとは限りません。もちろん万能ではないのです。
その辺が難しいところです。
毎月漢方の勉強会に参加していますが、まだまだ知識を増やさなくてはなりません。
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<10/03/2021 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>