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院長ブログ

iPS細胞再生キラーT細胞を用いた新型コロナ治療法の開発が進行中。

最近は感染者爆発の印象が強い新型コロナ。あちらこちらでクラスターが発生しています。
ワクチン開発も思ったより時間がかかっているし、インフルエンザと同じでワクチン打ったからと言ってコロナに罹らない保証はなさそうだし、多分ワクチン打ったら罹っても軽症で済む程度の話となりそうな予感。
しかもワクチン開発は”資金が潤沢にあり研究者を大切にするアメリカの企業”が先行リード。一方日本は”未来のビジョンに欠けている緊縮財政と増税しか念頭にない根暗な財務省”と国に予算を削られている中で奮闘していると聞いてはいますが、さてどうなるのか。
でも、コロナを駆逐するのはワクチンだけではないようです。
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ウイルス感染すると、液性免疫(抗体による免疫)とは別に、血液中のリンパ球の一種であるキラーT細胞がウイルス感染を起こした細胞を駆逐する免疫システムがあります。
京都大学の河本宏教授が開発した汎用性即納型キラーT 細胞製剤を用いた治療法の臨床応用を目指すベンチャー会社「リバーセル」と藤田医科大学の共同研究で、新型コロナウイルス感染症から回復した患者さんのT 細胞にiPS細胞技術を導入し再生したキラーT細胞を量産、これを新型コロナ感染者に点滴導入しコロナ感染を治療すると云う画期的な治療法の開発が進行中とのこと。
「リバーセルと藤田医科大学が共同研究契約を締結 〖汎用性キラーT 細胞を用いた新型コロナ治療法を共同開発〗」
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まだまだ日本も捨てたもんじゃない。
国及び財務省が「民間研究で出来るんだから国はお金出す必要ないよね」と述べる様子が目に浮かびます。このような「将来的に価値が生まれ結果的に税収が増える可能性のある事」に予算を充てて研究を後押ししたり、ベンチャーを支援する枠組みを作ったり、国家的重要性を考えて欲しいです。
いずれにしても、こういう研究を個人的には大いに応援しています。
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<22/11/2020 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>