ジベル薔薇色粃糠疹(ジベルばらいろひこうしん)。(皮膚科情報) | 札幌市中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

ジベル薔薇色粃糠疹(ジベルばらいろひこうしん)。(皮膚科情報)

最近、ジベル薔薇色粃糠疹(ジベルばらいろひこうしん)の患者さんが多い印象があります。
ちょっと難しい名前の皮膚病です。
春と秋に多いと言われています。
主にお腹や背中など体幹部に紅班(赤い斑点)がたくさん生じます。二の腕や太ももにも生じることがあります。
痒みはほとんどないのが特徴で、発熱や倦怠感など全身症状もほとんどありません。
初発疹と言って、お腹や背中など体幹部に赤みが強く表面の角質がはがれたような発疹が出現し、その後1~2週間くらいの間に比較的急速に初発疹よりやや小さい発疹が増えてきます。
あれよあれよと増えてくるので驚いて受診する方が多いようです。
原因はいまだに不明です。しかしながら先行して風邪を引いているケースが多く、ウイルスとの関連が指摘されています。この皮膚病が伝染することはありません。
特別な治療は必要としませんが、痒みが強い時は症状を軽減する外用薬や内服薬を処方することがあります。治癒まで1~2か月と比較的長期にわたることが多いのが特徴です。
時に薬疹や梅毒疹などと鑑別が必要になることもあります。
あれっ?もしかして、と思った方は医療機関への受診を検討ください。
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<背中に生じた発疹>