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末期乳がん、免疫療法で完治。これって実はすごいこと。

進行性の乳がんで、化学療法(抗がん剤など)に反応せず他臓器に広がった女性患者に対して、実験的な段階の治療ではありますが免疫療法を行ったところ、がんが完治したとアメリカの研究チームが報告しました。
サラッと報道されていましたが、これって実はすごいことです。
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医学誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)に論文が掲載されたようです。当時49歳だった患者の女性は、抗がん剤などの化学療法を含む従来型の治療では効果が乏しく、臨床試験に参加。患者さんの腫瘍から取り出したリンパ球を調べ、がん細胞に反応するリンパ球の種類を特定します。特定されたリンパ球は研究室で培養、再活性化され、患者さんの体内へ戻す免疫療法を行いました。また同時に、免疫治療薬「免疫チェックポイント阻害剤」による治療(リンパ球による癌への攻撃を促進する)も併用されました。この方法により、「個人に合わせた」抗がん治療を実現し、「完全な腫瘍の退縮」につながったと、研究チームは述べています。
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すべての症例でこの治療が同じような効果が挙げられるかは不明ですが、さらなる研究が待たれるところです。
しかしながら、日本では財務省主導のもと、大学などの研究費が減らされ、日本における医学を含めた基礎研究が停滞する懸念があります。もうすでに停滞している?
国家の国力は、産業や軍事力だけでなく、基礎研究でいかに結果を出すかも重要です。
いまだデフレを脱却できずに、財政健全化の名目のもと緊縮財政を推し進める財務省と政府に辟易です。
日本でもアメリカに負けないくらい先進的な研究が進められることを切に期待します。
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<07/06/2018 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>