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院長ブログ

嘘つきのメカニズムを科学する

今までの人生の中で、誰しも「嘘つき」と呼ばれている人を何人か思い出せると思います。もちろん世の中には、巧みな嘘をつく詐欺師や政治家もいます。記憶に新しいところでは、経営コンサルタントと称して、経歴・学歴を詐称しテレビのコメンテーターをしばらくやっていたハーフ風イケメン?を思い出します。
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イギリスの科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス(Nature Neuroscience)」に、”小さな嘘をつくと、それがエスカレートして大きな嘘に発展しやすくなる”、”嘘を重ねると脳に現れる感情的な反応が徐々に弱くなる”、端的に言えば”嘘をつくほど平気になる”、との研究結果が発表されました。ロンドン大学の実験心理学部からの論文で、ボランティアの被験者約80名を使い、機能MRIで脳内の血流量の画像解析から以上のような結論に達したようです。
http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrent/full/nn.4426.html
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一つ嘘をつくと、連鎖的に嘘を続けなくてはならなくなる構図。最初は良心の呵責を感じながらも、徐々に嘘をつくことに慣れてしまう。そしてそれが常態化する。これは特殊なことではなく、嘘つきになるメカニズムを科学的に検証したことで、自分も含めて誰しも陥る可能性のあることだと立証されたことになります。
思い出すのは、「狼が来るぞ~」の”狼と羊飼い”の話。嘘をつくと鼻が伸びる”ピノキオ”。嘘をついて結局損をする”金の斧”の話。などなど。嘘を戒める童話の大切さを再認識した次第です。
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<03/11/2016 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>