今も昔も、あまり変わってない。 | 札幌中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

今も昔も、あまり変わってない。

漢方診療の勉強会”梁山泊”に参加してきました。
「傷寒論」という漢方のバイブルとでもいうべき古典を読み解く勉強会です。
その中で、興味深い話が出てきました。
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「現代の医術を修学している人々は、医術の研究に心を注がない。本来ならば医術を究めて、君主や両親の病を治療し、貧しい人々の難儀を救い、そして自身の健康を保って長命を全うすべきであるが、そのようにつとめない」
と若い医者を批判しています。
さらに、
「今の医者を観てみると、医術の経験を得ようと求めることをせず、また古典も学ばない。口先だけで知ってる限りのことを並べ、生涯同じ治療を繰り返し、工夫や発明がない。だから、診療もいい加減で、病人をろくに診もしないですぐに薬を出す。脈を診るのもいい加減。顔色もまともに診ない。自分の少ない知識で広く診療しようとするから、その診断は正確でないのは当然である」
とダメを押しています。
耳が痛いです。
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「今の若いやつらは。。。」とか「新人類」「ゆとり」だとか、年輩者が若者を批判するのは今も同じですよね。「傷寒論」は約1800年以上昔に書かれた本です。そんな昔でも若い世代を批判していたわけです。でも本当にそうなら、人類の歴史は劣化の歴史と言うことになります。そんなことはないですよね。医学だけでなく、文学や音楽など様々な学問、様々な文化が進化してきて今があるわけです。言い換えれば、新しい世代が進化を受け継いできたことになります。
いつの時代も、年輩者は新しい世代を批判するようです。
今も昔も、あまり変わっていません。