vol.37 ヘアケア(hair care)その2 | 札幌中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

〒064-0825
札幌市中央区北5条西27丁目メディック28 3F

011-640-8180

knowledge
お肌の基礎知識

vol.37 ヘアケア(hair care)その2

シャンプーの後に、リンス・コンディショナー・トリートメントなどを使うのが一般的ですが、ただなんとなく使っているという人が圧倒的ではないかと思います。それらはどんな違いがあり、また何の目的でなされるのでしょうか?

リンス・コンディショナー・トリートメントの違い

リンスとは、毛髪をすすぐことで、柔軟性と光沢のある毛髪に仕上げるためのものです。コンディショナーは、リンスの効果をさらに向上させ、保湿成分を加味したり、毛髪の表面状態をコントロールして、さらさら感やしっとり感などを与えるためのものです。さらに、パーマやカラーリングなどで損傷した毛髪の修復効果を求めたものがトリートメントです。しかしながら、目的に応じた多彩なヘアケア製品が開発された現在では、リンス・コンディショナー・トリートメントの目的や成分に共通点が多く、明確な違いはあまりないといっても良いかもしれません。

リンス・コンディショナー・トリートメントの役割

これらは、いずれもシャンプーによってマイナスに帯電した毛髪を中和し、プラスに帯電させ毛髪を弱酸性に戻す作用があります。これにより、静電気を防止し、まとめやすい手触りの良い毛髪となります。

リンス・コンディショナー・トリートメントの成分

  • 1.カチオン界面活性剤
    水に溶けるとプラスイオンを帯びる界面活性剤(お肌の基礎知識 メモNo.36参照)のことです。このカチオン界面活性剤は毛髪表面のたんぱく質に吸着し、毛髪の表面に皮膜を形成します。その結果、静電気を防止してほこりを付きにくくし、毛髪に光沢を与えます。リンス・コンディショナー・トリートメントすべてに使われています。
  • 2.カチオン性ポリマー
    主にコンディショナーに含まれています。カチオン界面活性剤と同様に、毛髪表面に皮膜を作って毛髪を保護します。
  • 3.アミノ酸
    コラーゲンなど毛髪と親和性の高いポリぺプタイドは、毛髪の損傷によって流出したたんぱく質を補う作用があります。主にトリートメントに含まれます。
  • 4.油性成分
    シャンプーなどにより過剰に失われた皮脂を補い、毛髪表面を覆うことで毛髪の水分が失われるのを防ぐ作用があります。植物性油脂、シリコーン油、高級アルコールなどが使われます。リンス・コンディショナー・トリートメントすべてに用いられます。

リンス・コンディショナー・トリートメントの使い分け

通常はリンスを使用します。日差しを多く浴びるなどして乾燥が進み毛髪が傷んでパサつく、プールの塩素や海水などでダメージを受けた、ドライヤーのかけすぎなど軽い毛髪の傷みを感じる時はコンディショナーを。パーマをかけたりカラーリングをした後など大きな毛髪の傷みを伴う時は、トリートメントを使用すると良いでしょう。