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ニキビ痕(ざ瘡瘢痕)は初期のニキビからでも生じうる

もちろんニキビは気になりますし、少しでも減らしたいと思うのが常かと思います。
ニキビそのものもそうですが、もっと気になるのがニキビ痕(ざ瘡瘢痕)ではないかと思います。
代表的なニキビ痕に萎縮性瘢痕(陥凹、いわゆるクレーター状の瘢痕)があります。
炎症が強く経過の長いニキビに起きやすいと言われています。
ただ、痕が残りやすい体質や肌質など個人差があり画一的には説明ができません。
どの段階のニキビが痕として残りやすいか?
ニキビの発生から進行の過程は、①面皰→②紅色丘疹→③膿疱期→④膿腫期です。
このようなざ瘡の進行過程において、炎症の強い膿疱期や膿腫期に多いのですが、遷延した紅色丘疹でも生じます。
しかしながら、炎症の弱いはずの面皰でもニキビ痕が残るとの報告があります。
すなわちニキビ跡は全てのニキビ病変から生じる可能性があるのです。初期段階のニキビでも痕が残りうるのです。
ニキビ跡を残さないためにも、いわゆる白ニキビ(面皰)の段階から積極的な治療が必要と考えていいと思います。
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<14/02/2023 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>