睡眠不足 と ニキビ  | 札幌市中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

睡眠不足 と ニキビ 

睡眠不足シリーズ。飽きたと言わずにもう少し。睡眠不足とニキビの関係について。
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睡眠不足により、成長ホルモンの分泌が減ることは先に述べました。
これにより肌の生まれ変わり(ターンオーバー)がうまく行かなくなり肌荒れの原因となります。
肌荒れによりバリア機能が損なわれ、毛穴に潜むアクネ菌が閉鎖面皰(白ニキビ)に感染し、いわゆるニキビ(尋常性ざ瘡)の発生原因となります。
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睡眠不足は自律神経の調和を乱します。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、活動時、特に緊張、興奮、戦闘、ストレスなどに置かれた状態の時に優位になります。一方の副交感神経は、休んでいる時やリラックスしている時に優位となります。
睡眠不足により、疲れやストレスが溜まると交換神経が優位な状態が続きます。
また交感神経が優位になると、皮膚の血管が収縮し血流が停滞し様々な皮膚のダメージの回復が遅くなります。また興奮し精神が高ぶった状態が続くため結果的に睡眠不足につながります。悪循環です。
こんな状態のときは、ストレスに対応するコルチゾールやアドレナリン、アンドロゲン(男性ホルモン)といったホルモンの分泌が盛んになり、結果的に皮脂分泌が増えてニキビが出来やすくなります。
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このように睡眠不足はニキビの悪化の原因になるのです。
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<08/05/2021 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>