体内時計と皮膚の関係 その3(皮膚科情報) | 札幌中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

体内時計と皮膚の関係 その3(皮膚科情報)

アレルギー性疾患の中には、症状が増悪しやすい時間帯があります。以前から日内の周期性(概日リズム)が存在することが指摘されてきました。
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例えば、気管支喘息では、発作は午前4時を中心に午後10時から午前7時までに集中する傾向があります。この時間帯では、血中のアドレナリン、コルチゾール(副腎皮質ホルモンの一種)などが低下し、ヒスタミン(喘息発作を惹起する)濃度が上昇していることが分かっています。これにより気道が収縮し喘息発作が起きやすくなります。
慢性蕁麻疹は夜間に悪化する傾向があります。
アレルギー性鼻炎は早朝に症状が発現しやすくなります。
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以上のようなアレルギー性疾患の概日リズムを調べるために、受動皮膚アナフィラキシー反応(Passive cutaneous analysis : PCA反応)試験を使って、時計遺伝子の関与を明らかにしてゆく研究が近年行われています。
受動皮膚アナフィラキシー反応(Passive cutaneous analysis : PCA反応)試験とは、被験物質の潜在的な抗原性を予測するために、被験物質を反復的に感作させた後、惹起される恐れがあるアレルギー及び過敏反応を皮膚における反応を通して受動的に予測する試験のことです。これにより様々な時間帯にアレルギー反応の原因となる抗原を負荷することで、過敏反応を引き起こしたり抑えたりする液性物質(ホルモンやカテコールアミン、ヒスタミンなど)と概日リズムとの関係性が推測できるようになります。
続く
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<23/07/2020 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>