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生きるために酸素を必要としない多細胞生物が発見される。

動物界や植物界に属する生き物はすべて多細胞生物です。
多細胞生物は生命を維持するために酸素を必要とする、という事実はある意味不変のルールでした。ところが、生きるために酸素を必要としない多細胞生物が発見されました。
https://www.pnas.org/content/117/10/5358
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ヘネガヤ・サルミコラ(Henneguya salminicola)というサケに寄生する寄生虫の一種です。

なんと多細胞生物でありながらミトコンドリアのDNAが存在しないのです。ミトコンドリアを転写・複製する核遺伝子はほぼすべて失われ、酸素呼吸する能力までもがなくなっていることが分かったのです。
細胞内小器官であるミトコンドリアは、酸素を分解して「アデノシン三リン酸(ATP)」という分子を作り、多細胞生物はこれを利用して細胞を機能させています。
ではこのヘネガヤ・サルミコラ(Henneguya salminicola)はどのようにして生命を維持しているのか?謎のようです。宿主であるサケからアデノシン三リン酸(ATP)を吸い取っている可能性もあるが、今のところはっきりしていないようです。
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この酸素を必要としない多細胞生物の存在が確認されたことで、地球外いわゆる宇宙のような酸素が存在しない世界にも生命が存在する可能性が示唆されたことにもなるとのことです。なるほどロマンあふれる話ですね。
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<27/05/2020 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>