5~6月になると、北海道ではシラカバ花粉による花粉症が猛威を振るいます。
シラカバとはブナ目のカバノキ科カバノキ属の1種で、正式にはシラカンバと言います。最近の調査では、花粉飛散は2年周期で増減を反復しながら漸増傾向にあります。
花粉症は鼻炎や結膜炎などの症状が中心であるため耳鼻科や眼科が主体となることが多いですが、皮膚炎(花粉症皮膚炎)を起こすことがあり皮膚科との関連も重要です。特にアトピー性皮膚炎をお持ちの方や、肌荒れがひどく皮膚のバリアー機能が損なわれている人は特に注意が必要です。目の周りが赤くカサカサとし、痒みを伴います。症状が強く出る人は首の周りや場合によっては全身広範囲に出ることもあります。
これから北海道は本格的なシラカバ花粉の季節です。ご注意ください。
花粉症と皮膚科