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院長ブログ

マダニ咬傷の季節到来。ダニ媒介感染症について。 (皮膚科情報)

ゴールデンウィークも終わり、暖かさも深まって来たこの頃です。
山菜取りで山に入ったり、レジャーで郊外に出かける季節の到来です。もちろん仕事で山に入らなければならない場合もあります。
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先日、保健所から「ダニ媒介感染症」の注意喚起を促す通知が届きました。
昨年、国内2例目となるダニ媒介脳炎の患者が北海道で発生し、しかも死亡しました。
ダニ媒介脳炎だけでなく、回帰熱、重症熱性血小板減少症候群、日本紅斑熱、ライム病に罹る可能性があります。
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マダニに咬まれて体に寄生しているのを発見したら、むしり取らずに医療機関を受診しましょう。むしり取るとマダニの口器が皮膚内に残る可能性があります。確実に除去するには、外科的に口器が刺入した皮膚ごと切除する必要があります。
もちろん、マダニに咬まれないようよう注意し予防するのが一番大切です。たいていマダニは、襟元や袖から入り込みます。ですから、長袖、長ズボン、手袋の着用、首の周りにタオルを巻くなど可能な限り露出部を減らすことが大切です。また、マダニが付着した上着や作業着を家に持ち帰り、家族に被害が及ぶことがありますので、マダニが付着していないか注意し家に持ち込まないよう配慮が必要です。
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昨年死亡者を出したダニ媒介脳炎ですが、日本では国内2例と今のところ稀です。しかし、海外特にロシアやヨーロッパでは決して稀ではありません。致死率が高く、生存しても麻痺など神経学的な後遺症が高率に残ります。今まで日本ではワクチンなど対策が遅れていましたが、今年4月から札幌市立病院でワクチンの接種が可能になりました。
いずれにしても、マダニに咬まれないよう十分留意し、咬まれているのを発見したら虫体をむしり取らずに医療機関を受診するよう心掛けてください。

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<14/05/2017 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>