寒天の歴史とクリームあんみつ | 札幌中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

寒天の歴史とクリームあんみつ

寒天はテングサ(天草)やオゴノリといった海藻類から作られます。
寒天は約350年前に日本で生まれた食材です。
日本では古くから、これらの海藻を煮詰めた煮汁を冷まして固化させた「ところてん」に酢や蜜をかけて食べる習慣がありました。一説には奈良時代にはすでに存在していたようです。
このところてんから、江戸時代初期のあるひょんな事件から寒天が生まれたそうです。
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1685年、京都の伏見で旅館を営んでいた美濃屋太郎左衛門が寒い冬に、食べ残したところてんを屋外に放置したところ、夜の間にところてんは凍り、そして日中の日差しを浴びて干からびてしまった。からからに乾いたところてんを太郎左衛門は再び食べようと思ったのか、水に浸しておいたところ再びゼリー状になったのです。それを食べてみると、何とところてんの海藻臭さが抜けていた。これはいいと作られるようになったと言われています。そこで「冬の空」を意味する「寒天」と名づけられたそうです。
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この寒天、ほとんどは食物繊維(アガロースやアガロペクチンなどの多糖類)からできており、ヒトの消化酵素のみでは分解されません。いくらかは胃酸により分解しアガロオリゴ糖となるようです。
ほとんどカロリーがないことや、食物繊維が豊富な事などからダイエット食品としても注目されています。またアガロオリゴ糖が、腸管の炎症を抑える効果があるとして目下研究中のようです。
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さて、寒天について下調べをしたところで、いざ!寒天たっぷりの”クリームあんみつ”を食しに北海道神宮近くの甘味処へ。検索すればすぐわかります。新たに加わった寒天の知識が、味覚にどう作用するのか?甘味(神)のみぞ知る!
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主役の寒天が見えない位アイスクリームとたくさんの果物が載せられた和テイストの器に入ったあんみつに、沖縄産の黒糖から作った濃厚な香り漂う黒蜜をたっぷりかける。少し高い位置から黒蜜の入った小瓶を傾けあんみつ全体に行きわたるように黒蜜を。。。重力に逆らうことなく黒蜜があんみつの上を舐めるように広がり、その下の寒天に向けてゆっくりと流れ落ちる。なんと官能的な。
みつまめの豆はわれら道産、由仁町のアカエンドウを、こしあんの小豆(あずき)は、これまた道産、平取産「きたのおとめ」を使用している。この「きたのおとめ」、ポリフェノールが相当豊富らしい。道産の食材に勝るものなし。道産品万歳。
また白玉の光沢ともちもちとした食感は、まさに艶めかしいと言ってもいい。
そして目的の寒天へ。幾何学的な立方体にカットされた寒天は、サイズも丁度よく、口の中で程よくクラッシュする。器の下層に敷き詰められた寒天は予想以上にたくさん。先にかけた濃厚な黒蜜と上品に絡み合い、まさに天にも登る、そして甘味な世界へ。。。
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<12/10/2017 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>