画期的な薬が開発されたけど、高額過ぎて財政破たんするってホント? | 札幌中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

〒064-0825
札幌市中央区北5条西27丁目メディック28 3F

011-640-8180

blog
院長ブログ

画期的な薬が開発されたけど、高額過ぎて財政破たんするってホント?

画期的ながん治療薬が開発され保険使用が認められましたが、高額過ぎて財政破たんするかも知れないとのネット記事を目にしました。似たような記事は最近週刊誌等でも目にします。
・・・・・・・・・・
日本の薬品メーカーが開発した「オプジーボ(一般名ニボルマブ)」という薬です。
がん細胞によって活動を制御されていた免疫細胞のブレーキを解除し、自分の免疫力を使ってがん細胞を攻撃する新たな免疫治療薬「免疫チェックポイント阻害薬」として「オプジーボ」が承認されたのです。
簡単に説明すると、「がん細胞は自分が攻撃されないように、正常の免疫反応を抑制するよう働きかけます。この作用を少なくし、正常な免疫反応をがん細胞にも働きかけるようにする薬」です。
ある意味画期的です。
もちろん副作用も相当数報告されています。これですべて解決と言う話ではありません。
あくまでもがん治療の選択肢の一つです。
・・・・・・・・・・
問題はその薬価です。
使用コストは、一か月で一症例あたり約330万円との事です。もちろん保険適応であり、高額療養費制度の恩恵で本人の負担は8万円程度のようです。残りは国が負担することになります。
確かに高額ですが、それだけ開発費と製造コストが莫大だと言う事でしょう。外資の巨大製薬メーカーが幅を利かせる今日において、日本のメーカーがこのような薬の開発に成功したことは喜ばしいことだと思います。
・・・・・・・・・・
高額ゆえにメディア的には、”医療費の高騰だ”、”これ以上国費で賄えない”、”保険医療制度の崩壊だ”、”財政破たんだ”、とネガティブな論調が多いです。まるで社会保障費を抑えたい政府側(財務省?)の意向を汲んでいるかのようです。
新薬で多くの国民が救われるメリットや、海外に売り込むチャンスだとか、、もっとポジティブに考えてほしいものです。そして製造コストを抑える研究に成功してもらって、薬価が大幅に下がればいっそう喜ばしいと思う次第です。
<31/07/2016 札幌市 中央区 皮膚科・形成外科 宮の森スキンケア診療室>