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院長ブログ

ワインの楽しみ方を初めて知ってしまった、の巻。

ワイン通の人には申し訳ない話ですが、今までワインはあまり積極的には飲みませんでした。グラスワインを注文するくらいで、正直フランスワインとイタリアワイン、スペインワインの違いもわかりません。また、どのワインが高級なのか当てろと言われても間違いなく外すでしょう。
先日、優秀なソムリエである親友の経営するワインバーで、ブルゴーニュワインと指定して飲んでみました。
さっそく彼はソムリエとして仕事に取り掛かります。
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出てきたのは「Fixin(フィサン)」です。
ブルゴーニュワインとはブルゴーニュ地方で作られるワインのことです。
ブルゴーニュ地方はフランスの東部に位置する地域圏で、4つの県から構成されています。
パリの東南部からリヨンの北部にかけての山がちの地方です。
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このうちコート・ドール県の南部に位置するコート・ド・ニュイ地区のフィサン(Fixin)で生産されるワインが「Fixin」です。有名なロマネ・コンティやシャンベルタンなども同じコート・ド・ニュイで生産されます。
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フィサン(Fixin)は、11世紀頃にブルゴーニュ侯爵家の別荘や狩猟小屋があったとされる古い歴史のある土地です。ここで生産されるワインはほとんどが赤ワイン(葡萄種はピノ・ノワール)です。
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Fixinの赤ワインは「冬のワイン」と言われており、時間をかけた熟成が必要とされています。色は紫紅色で輝きがあります。確かにワイングラスに注いだワインは、素人目にも透明な印象があり美しいものでした。
ソムリエに指示されてワイングラスを傾けて元に戻すと、グラスの内側を均等な間隔で涙のように下に流れる様子が見えます。清澄な感じが分かります。香りは、カシスやベリー系の果実の香りがします。少しスパイシーな印象も受けました。これをアロマやブーケと表現するらしいですが、自分には高等すぎて理解できません。
再び指示されてグラスを軽く何度か回して、もう一度香りを試してみます。するとやや甘い香りに変化します。空気に触れて酸化されて香りが変化するのです。
味はすっきりとした味で、やや酸味があり素人には飲みやすい感じでした。チーズとの相性がとても良かった。
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Fixinを含むコート・ド・ニュイ地区が存在するブルゴーニュ地方は、南の地中海気候、北の大陸性気候、そして西の海洋性気候のすべての影響を受けています。このおかげで、夏は日照時間が長く気温が高くなりブドウが成熟し、冬はブドウの樹に霜が付くのを防ぎます。この地方の年間降水量はブドウ栽培に最も適しているといわれています。また標高200mから500mの山がちの斜面の多い土地は、日当たりが良く日照時間もブドウの成熟に好都合です。ブルゴーニュの下層土は、今から1億5千万年~1億8千万年前に形成され、主にジュラ紀の海洋起源の泥灰土と石灰岩岩で構成されています。このためこの土地で育ったブドウには、豊かなミネラルが含まれます。
このように、ブルゴーニュワインが世界で名の通ったワインであることにはそれなりの理由があるようです。
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今までは”ワインというお酒を飲む”という感覚でワインを飲んでいましたが、風土や気候、歴史的背景をソムリエとともに感じながら一本のワインを楽しむのは、正直初めてでした。人生の折り返し点をとっくに過ぎてから、新たに一つの楽しみを知った気がします。
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<01/06/2016 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>