震度6弱 その2 | 札幌中央区の皮膚科なら宮の森スキンケア診療室

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院長ブログ

震度6弱 その2

さて避難と言ってもどのようにしたらよいのでしょうか?
簡単に思えることですが、いざとなるとどうしていいのかわかりません。
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温泉旅館にいるのにフロントからは何の連絡もありません。こちらから電話しても、空しく呼び出し音が聞こえるだけで誰も出ません。深夜のため当直体制で人手がないのでしょうか。それともどうしていいかわからず右往左往しているのでしょうか。
そうこうしている間も余震は続きます。余震のたびにテーブルの下にもぐりますが、座卓テーブルなので低くて体は入りません。おまけにテーブルが低すぎて頭を何度もぶつけてしまいました。
電気は復活していたのでテレビは見ることができます。先ほどの大きな地震の報道をやってました。マグニチュード7.3の大型地震だったこと。震源地や各地の震度が表示されていました。由布院(湯布院)近辺は震度6弱だったようです。
詳しい被害状況はまだわからないようでした。余震に注意するようアナウンサーが呼びかけていました。自分がそこに居合わせている事実が何とも不思議でした。
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とりあえず外に出ることにしました。部屋の外は天井に亀裂が入り、ずれて隙間が空いていました。しかも通路の石畳は割れており転ぶと危険な状況です。揺れの大きさを実感しました。
外を見回すと旅館の人が回っており、外の駐車場に避難してくださいとのこと。初めて自分たち以外の人間を見てホッとしました。
とりあえず貴重品だけを持ち、できるだけ服を着こんで部屋を出ました。九州といっても由布院は高地にあり、ましてや深夜のため気温はかなり低めです。
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外にはすでに10人ほどの宿泊者が出ていました。誰しも言葉少なでしたが、比較的冷静でした。
旅館の人が椅子を用意してくれて、さらに防寒のために布団や毛布を支給してくれました。
余震が治まるのを待つはずが、一向に治まる気配がありません。再び大きい余震が来てその後再び停電しました。周囲は漆黒の闇です。懐中電灯の明かりだけが頼りです。地鳴りがしたかと思うとドーンと下から突き上げられ、周囲の木々がわさわさ大きく揺れて、とても怖かったです。
自宅に帰っていた旅館のスタッフが招集されたのでしょう。次々と若いスタッフが集まってきました。彼らも自宅は被災していたはず。仕事とは言っても自宅を出て旅館に来るのは不安だったはずです。
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どの位時間がたったのでしょうか。時間の感覚がなくなっていました。しかも外で椅子にじーっと座っていると、さすがに体が冷えてきます。
やや余震が治まったタイミングを見計らって、ロビーに避難することになりました。
スマホの地震情報を時々チェックするのですが、意外と新しい情報が入りません。由布院を含めて他の地域の情報を知りたいのですが、ほとんどわかりません。被災している場所にいる者が実は情報弱者なのだということが良くわかりました。テレビなどで傍観できる人が一番多くの情報を持っているのです。